30坪の狭小住宅でも理想のお家は建てられる!
坪単価が高額な都市部では限られた土地を有効活用しながら、快適で機能的な住まいを実現することが求められます。注文住宅だと何となく50坪は欲しい!という方は多いですが、30坪という敷地面積であっても、工夫次第で理想の住まいを手に入れることは可能です。今回は、実際に狭小住宅に住む30代の2児の母の目線で、費用相場や間取りのアイデアをご紹介します。
目次
1.30坪の住宅の費用相場は?
2.狭小住宅ならではのコストカットの工夫
2-1 シンプルな形状の建物にする
2-2 必要最低限の設備を選ぶ
2-3地元工務店に相談する
3.30坪の狭小住宅に最適な間取りアイデア
3-1 屋上庭園を活用したアウトドア空間
3-2 家事導線を考えた間取り
3-3 子育てしやすい間取り
4.狭小住宅ならではの固定資産税のメリット
5.まとめ
30坪の住宅の費用相場は?
まず、30坪の土地に3階建ての住宅を建てる際の費用相場を見ていきましょう。坪単価は依頼する会社や仕様によって異なりますが、大まかに以下のような価格帯になります。
大手ハウスメーカー:坪単価70〜100万円 → 2,100万円〜3,000万円
地元工務店:坪単価50〜80万円 → 1,500万円〜2,400万円
ローコスト住宅メーカー:坪単価40〜60万円 → 1,200万円〜1,800万円
また、建築費以外にも土地代や諸費用、外構工事費などがかかるため、予算には余裕を持たせることが大切です。
上記3パターンには価格だけで判断せず、各々のメリット・デメリットがありますのでよく検討してどこにお願いするか決めましょう。
狭小住宅ならではのコストカットの工夫
30坪の狭小住宅では、建築コストを抑えつつ快適な住まいを実現する工夫が必要です。
シンプルな形状の建物にする
凹凸の多いデザインは施工費が高くなるため、シンプルな四角い形状にすることでコストを抑えられます。最近ではシンプルで洗練されたおしゃれなデザインも流行っていますので自分の理想に近いものを探してみましょう。
必要最低限の設備を選ぶ
高性能設備にこだわりすぎず、必要な機能を重視することで、ローコストな家づくりが可能です。お願いするハウスメーカーによって使用する建材メーカーも違ってきます。ハウスメーカーが標準仕様として設定している建材メーカーがあれば、その範囲内で設備を選べば安く済む場合もあります。逆に、こだわって取引のないモノを選ぶと高くつくこともありますので注意しましょう。
地元工務店に相談する
大手よりも柔軟な提案が可能な地元工務店を選ぶことで、コストダウンしながら理想の家を実現できます。上記にもあったように大手ハウスメーカーだとコストだけ見ると坪単価設定が高めであることが多いです。信頼できる地元工務店を探すのも一つの手です。
30坪の狭小住宅に最適な間取りアイデア
屋上庭園を活用したアウトドア空間
狭小住宅では庭を確保するのが難しいですが、屋上を活用することで、開放的なアウトドア空間を作ることができます。
子どもが遊べるプールを設置
家族でバーベキューを楽しめるスペース
家庭菜園で新鮮な野菜を育てる
屋上庭園があれば、狭小住宅でものびのびとした暮らしを実現できます。
屋上庭園のいい所は屋上にあるので周囲の目線が気にならずプライベート空間として楽しめる所です。実際屋上庭園を採用している我が家では子供たちと一緒に親もプールに入ることができて童心に帰ったような時間を楽しむことができますし、子供たちも一緒に遊べることが嬉しいようです。
家事導線を考えた間取り
狭小住宅では、限られた空間の中で効率的に家事をこなせるよう、家事導線を工夫することが大切です。
キッチンと洗濯機を近くに配置して、炊事と洗濯を同時進行しやすくする
回遊導線を取り入れることで、移動がスムーズになり時短につながる
パントリーや大容量収納を設けて、食材や日用品をスッキリ収納
子育てをしていると洗濯をする機会が増えます。子供の食べこぼしや体調不良時の嘔吐、保育園の洗い替えなど常に洗濯機を回している状況ですので、リビング、キッチンと洗濯スペースが回遊できるととても便利です。
子育てしやすい間取り
子どもがいる家庭では、安全で快適に暮らせる間取りを考えることが重要です。
リビング階段を採用して、子どもが帰宅した際に自然と顔を合わせられるようにする
キッズスペースを確保し、遊び場をリビングに取り入れる
収納を工夫して、おもちゃや学用品をスッキリ整理できるようにする
おすすめはリビングに隣接した畳スペースです。子供が小さいうちはお昼寝スペースになりますし、リビングとは別にキッズスペースを設けることで、片付けもしやすくなります。
狭小住宅ならではの固定資産税のメリット
固定資産税は、土地と建物の評価額に基づいて計算されます。狭小住宅の場合、土地が小さいため税負担を抑えられるのがメリットです。
また、3階建てにすることで建物の床面積を確保しながら、土地面積を抑えることができるため、固定資産税が割安になるケースもあります。
まとめ:30坪でも理想の住まいは叶う!
30坪の狭小住宅でも、工夫次第で快適で機能的な住まいを実現できます。
コストを抑えるために、シンプルな形状や地元工務店を活用
屋上庭園を取り入れ、アウトドアや子育て空間を確保
家事導線や回遊導線を工夫し、ストレスのない間取りにする
固定資産税の負担を軽減できる可能性も
狭小住宅でも理想の住まいを手に入れたいと考えている方は、ぜひこれらのポイントを参考にしてみてください!
ナカオホームでは狭小住宅に特化した商品もご用意していますのでぜひご相談に来てくださいね!